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ストーリー

STORY

中津山熱処理と代表・中津山國雄の
多機能繊維開発への道のり

HISTORY of  Multifunctional Fibers

伝統と革新

中津山熱処理が挑む繊維素材の未来と環境への貢献

私は1962年に発足した金属熱処理工場の創業者である父から事業を受け継ぎ、2代目社長として熱処理加工分野での経験と実績をもとに、真空炉技術を高め、多くの仕事を請け負ってきました。そのような中、約25年前に、とある大学より真空炉での繊維の焼成を依頼されました。

大学ではせいぜい切手サイズの物しか出来なかったのですが、今までの経験で得た熱処理技術を活かし、A4サイズまでの焼成に弊社は成功しました。これにより、いろいろな大手メーカーからの問い合わせや依頼がありました。その中には、アメリカ海軍省から幅1m長さ2000mの要望もいただきましたが、いずれの案件も設備が小さいためにA4サイズ10枚が精一杯でしたので、事業化には至りませんでした。

その後も私は布の燃焼試験を幾度となく繰り返し、真空炉を破棄することもしばしば。それでも諦めずに研究を続け、2年ほど前に研究開発センターを開設し、研究開発グループを設置しました。

 

現在は、この繊維機能を分析し、自社及び大学や多くの研究機関と連携しています。導電性材料、電磁波シールド材料など工業製品としての利用に加え、次世代医療への活用や、様々な健康被害から人体を守る繊維となるべく、さらなる研究を進めてまいります。

電気を沢山消費する熱処理事業者の一人として、消費エネルギーを太陽光由来の自然エネルギーに転換するとともに、熱処理技術を通して創り上げた製品がヒトの快適で健全な生活に寄与するなど、中津山熱処理は新しい時代の創造に貢献したいと考えます。

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